題22回:スカレーが往く(新型兵器投入)

よこすか海軍カレー新型兵器開発史

7月の横須賀海軍カレー参謀会議は白熱していた。

Y「ギャル曽根ちゃんを呼びましょう!」

A「面白い。呼びましょう!」

N「呼びよせる新兵器が必要ですね」

K「・・・・」

突然のギャル曽根ちゃん歓迎撃作戦が練られる事となった。

8月いっぱい考えれば、9月には歓迎撃作戦が発動できる。

参謀本部は総力をあげて動きだした。



横須賀海軍カレー本舗では、休まる事無く営業していた。

発起人はAであった。

A「カレー本舗はお休みを頂きません!」

逆転の発想から生まれた8月のキャッチフレーズは、すぐさまWeb上に反映される。

今にして思えばトンデモナイ発言であったが、その場のノリには逆らえない。

そして、忙しい日々は8月終わりまで続く。

8月27日。Nは新型兵器の開発書を携え、カレー本舗を訪れる。

だが、暑さのあまり己を忘れたNはカレーソフトクリームを舐めながら次の季節を睨んでいた。

食欲の秋。

カレーの秋。

ほしのあき。

いけない。いけない。今はギャル曽根ちゃんの事だけを考えなくては・・・

もうすぐ9月。この時期を逃がしては彼女を捕まえることはできない。

Nは使命感ではなく、ただ彼女の喰いっぷりを間近に見てみたいと思っていた。

「胃下垂なんですか?」最初の一言としてはフレンドリー過ぎる。

もっと、マシな挨拶をしなければ先が思いやられる。残暑の日差しを浴びながら

ニンマリしていると、行き交う通行人が気味悪がって足早に過ぎ去って行く。

「もう少しインパクトが欲しいな。」

独り言を呟いたが、はたして新型兵器に向けられた事か、ギャル曽根ちゃんに向けられたのかは誰にも解からなかった。



9月始めの横須賀海軍カレー参謀会議では、夏バテした3人が顔を突き合わせて

次期主力作戦について話し合っていた。

会議室はエアコンが28度に設定されているが、汗が湧き出してくる。

Y「お客様に手を広げてもらって、いただきまスカレーをして貰う!」

A「それは楽しそうですね。グッドです!」

N(あ、またノリで始まっちゃう)

こんな作戦会議に慣れきってしまった3人には、面白ければOKの雰囲気が

出来上がってしまっている。

作戦会議も終盤をむかえた頃、思いもよらぬアクシデントが発生した。


N「っえ!私が発注するんでしたっけ!?」

Y「そうですよ。Nさん自分で発注するって・・・」

A(あらら。俺知らないよ)

その時、Nは思った。

発注するの・・・マジで忘れてた。

作戦会議は早期に新型兵器の導入へ邁進することを取り決め閉会する。

会議室を出て一人、横須賀の街並みを歩きながらNは9月になっても暑い空を見上げるしかなかった。

(本場アメリカのバーモントカレーが食べたいなぁ)

Nは一人、責任も感じずバーモントの空を思い描いているのだった。

この後方支援が遅滞した結果、9月の新型兵器投入は延期を余儀なくされた。


N:関係者の皆様ごめんなさい。

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